元 河川監理員による河川情報
    河川への不法投棄
     テレビや冷蔵庫・ふとん・家具、そして家庭ごみ(燃えるゴミ・不燃ごみ)などが、河川敷地へ不法投棄されています。私が経験し たところによりますと、半年あまりで150トン以上の時がありました。このゴミには大雨による増水時に発生した流木、ゴミなどは 含まれていないので、一部の方々のモラルさえあれば、公務員へ無駄な税金も使わせず、きれいな河川を保つことができるのです。も ったいない話です。エンドレスで、今でも不法投棄している人がいるでしょう。皆の川に捨てるのではなく、自分の家の庭に捨てれば いいのにと思います。

     具体的な防止対策としては次のとおりです。


    ・住民団体及び地域に密着した組織と協力した美化・清掃活動及び塵芥処理の実施
    ・河川管理カメラを利用した平常時の監視及び河川巡視を強化する
    ・投棄箇所のデータベース化による効率的な巡視を実施する(ただグルグル巡視するだけではダメということ)
    ・不法投棄の摘発・取り締まり強化に向けた関係行政機関等との連携
    ・河川管理者、沿川地方公共団体、警察、沿川住民自治会、消防署、NPO等が会員となった「不法投棄防止協議会(仮称)」を設立 して河川管理者だけが対策するのではなく、地域ぐるみで問題解決を図る
    ・住民団体及び地域に密着した組織による、河川愛護活動並びに不法投棄マップの作成、看板設置・マスメディアの活用で住民の方々 へ発信、意識啓発を図る


     私がやっていた頃は不法投棄により告発した経験はありませんが、刑事訴訟法第239条第2項には「官吏(国家公務員) 叉は公吏( 地方公務員) は、その職務を行う事により犯罪があると思料する時は告発をしなければならない」とあり、告発すべき義務があります 。この告発を受け、検察官が訴訟を提起することとなるわけですが、実際は河川管理者としてやるべきことをやった後の話です。
     河川管理者としては、河川監理員によって不法行為に対する「是正指導」を行った後に、それでも改善されない悪質なもの、及び緊急 を要するものに対しては、告発を行う流れになります。

     堤防の上(天端)が道路になっている箇所では、通過したクルマからゴミを捨てることがあります。付近の住民はいい迷惑です。そ して、年末になると大掃除で出たであろう大小のゴミが投棄されます。また、転勤シーズンだとかある特定の時期になると、洗濯機や家 具、テレビやふとん、ベッド等どっさり投棄されます。たいした国です。日本バンザイです。ボランティアでゴミ拾いしてもらうにしては規模が大きすぎるので、委託業務で定期的に回収するか、頻繁であったり、危険や支障が想定される場合は、みんなの嫌いな公務員がせっせと直営で動きます。

     投棄ゴミを発見したら、まず原因者調査をします。ゴミの入った袋を開けて原因者につながりそうな情報を探します。私もやっていましたが結構大変ですよ。今後、公務員も削減されて、自分の地域は自分で管理していこうという時代が来るでしょう。その時はいっしょにがんばりましょう。

     これもどこにでも起こりうる「モラル」の問題です。不法投棄が無ければ、ゴミ処理費用の2千万円は、もっと地域に役立つ使い方が出来たでしょう。もったいない話です。




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